京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

初めてのさようなら 続き

断乳したその日は
旦那さんが夜勤だったため、夕方まで居てくれました。
でも、旦那さんが出勤してからしばらく機嫌よく遊んでいたモモは
そろそろ晩御飯、という時間に眠くなり始め、ウトウト。
「モモ、もうちょっとで晩御飯やし、頑張って起きてて」と、身体を揺すると
うにゃ、っと目を開け 次の瞬間
ギャー
大泣き。
泣きながら「パイパイしよー」と言い出したので
「アカンアカン、晩御飯しよな」と言って、さっさと晩御飯。
食べながら何度か眠りかけたけど、なんとか目を覚ましていてくれました。

お風呂は、私がTシャツを着たまま入れました。
「(オッパイに描かれた顔って)何度も見たくないものやから」と、オッパイマッサージの先生からのアドバイス。
絵が消えてからも、オッパイを見ると恋しがるので、と
その後2週間は、Tシャツでモモをお風呂に入れました。

夜、お気に入りの絵本を1冊、ベッドに持ち込んでゆっくり読み聞かせた後
やっぱり「パイパイしよー」と言って来たので
「パイパイはお顔になったやろ?もう無いねんで。ねんねしよなー」と言いながら
部屋の電気を消して一緒に横になり
覚えている限りの絵本を諳んじて聞かせたら
途中で眠ってしまいました。
夜中に2度ほど起きてぐずぐず言いましたが、これまたすぐに寝てくれて
断乳初日は、なんとか無事に幕を閉じました。

翌日、モモは朝から少し不機嫌。
お昼ご飯の前に寝てしまい、仕方なくマットの上に寝かせようとして抱きかかえた瞬間
「パイパイしよー」と一言。
眠りながらの言葉でした。
朝から1度も言ってこなかったのに…
お昼ご飯の後、「パイパイしよー」と言ってきましたが聞こえないフリをしたらそれ以上言ってきませんでした。

モモは、モモなりに理解しようとして頑張ってる、オッパイをガマンしてるんだ
そう思うと、胸がキュンとして涙が出そうになりました。


そんなこんなの数日後
いつもはオッパイを飲んでお昼寝、というパターンだったモモは
オッパイがなくなったためお昼寝のタイミングを逃しがちになっていました。
またも旦那さんが夜勤の日
晩ご飯の直前で眠くなったモモはずっとぐずぐず。
ご飯を食べ始めても目が覚めないので食事もなかなか進みません。
お皿をテーブルの上で右へ左へ滑らせたり、わざとスプーンを落としたり。
だんだん私もイライラしてきていました。
そしてモモが床に落とした野菜を私が拾っている間に 今度はお皿ごと床に落とされた瞬間
怒り爆発
立ち上がるや否やモモの頭をパチーン!
ビックリしたのと痛いのとで 今まで以上に大声で泣くモモ。
「もうご飯はおしまい!」
そう言って抱き上げてイスから下ろすと、泣き声は一層大きくなりました。

我に返った私。
頭、叩いちゃった。。。
「ごめんな、モモ。痛かったやろ。眠いとこ頑張って起きてたのになぁ」
落ち込みつつ抱っこしてリビングへ行き、抱きしめながら床に座って頭をさすりさすりしていると
涙にくれながら、例の「パイパイしよー、パイパイしよー」

あげたい。
こんなに欲しがっているのに。
だけど…出来ない。
ぎゅうっとモモを抱きしめたままゆっくり身体を揺らしながら
「お歌 歌おうね」
と言って、知ってる歌をたくさん歌いました。
歌いながら私まで涙。
声も途切れます。
それでも、ゆっくり ゆっくり歌っているうちに
モモも私も落ち着いてきました。
モモは、元から眠かったのでだんだんウトウトし始めました。

涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、眠ってしまったモモ。

叩いて、ごめんね。
オッパイ、あげられなくて、ごめんね。


モモがオッパイを欲しがるのは、今思えば この時が最後だったような気がします。

ときどき服の上から触ったりするけれど
もう あのかわいい
「パイパイしよー」
は、聞かれなくなりました。

やっと
断乳。

モモは これからどんどんおねえちゃんになっていきます。




♪みちこ
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by milkshop-KT3 | 2015-08-16 13:50 | 日記