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京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

ダイエットなんて・・・

世の中、ダイエットの話が多いですね。。。

私から見て「痩せてる」と思う人でも
「痩せたい」って言ってます。
なんででしょうかね?


私は、ですねぇ
小さい頃、幼稚園に通ってた頃は
ほんっとうに太っていました。
パンパンでした。
お風呂に入ると母が私のおなかをたたいて
「この、おなか。おすもうさんみたい」
と言っていました。
幼い私の心はずいぶん傷ついたものです。
先日、その話をしたら
母はまったく覚えておりませんでした。
・・・。
まぁ、そんなものです。

今では母が「おすもうさん」みたいになってますけどね。
毎日のように「痩せたい、痩せなきゃ膝が痛い」と言っています。


自己紹介に書きましたとおり
私はニュージーランドへ語学留学したことがあります。
あたたかなホストファミリーに迎えられ
言葉はもちろん、身の回りの全てがそれまでの日常とは違っていました。
食生活では、慣れ親しんだ「お米」がいっさいなくなり
羊のお肉とマッシュポテト中心の毎日。
しかもその量たるや半端ではありません。
でも、せっかく作ってくれたのだからと
目を白黒させながらなんとか口へ詰め込みました。
けれど、やっと食事が終わったと思ったら
すかさずデザートです。
チョコレートケーキに砂糖のアイシングがたっぷりかかっています。
それに覆いかぶさるように
バニラアイスがくっついて登場。
熱いコーヒーと一緒にいただくのですが
私が食べ終わるのは、決まって家族の一番最後。
「く、くるひい・・・」
ベッドに横たわって何度つぶやいたことか。

しかし!
半年もたたないうちに
ぺろりとたいらげられるようになったではありませんか!その量を!
マッシュポテトもおかわりできるようになり
デザートのケーキがどんなに厚切りでも
全然平気になりました。
「ここに来た時は骨と皮ばかりだったけど、今はちょうどよくなったね」
なんてホストマザーの笑顔にすっかり気を良くした私。
それからもどんどん食べ続け・・・
学校の休憩時間はおやつの時間。
かばんの中にはいつもチョコレートバーとスナック菓子。
留学生活が終わる頃には
体重は10キロプラスされていました。

日本に帰って愕然としました。
見る人みんな、細いのなんのって!
電車で隣に座った女性の膝がきれいにくっついて並んでいます。
私のは、太ももが太すぎてくっつこうにもくっつけない。
「うわ、恥ずかしい」
そのときばかりはホストマザーをちょっと恨んじゃいました。

でも
私の食生活に
「お米」と「デザートやおやつのない日々」が戻ってきて
ひと月ほどすると
するする、っと体重が減り
あっという間に元通りになってくれました。
よかった、ほんとうに、よかった・・・。


ダイエットを意識したわけではありません。
ただ、食生活が変わっただけです。
うちの食事がこんなにありがたいものだったとは。

ダイエットなんて
自分に合った食生活をしていれば
必要ないのではないかと思ってしまう。
「太ってる」を感じる人は
それだけ自分に合った食生活をしていないってことなのではないかしら。
何年か先に自分が「肥えたなぁ」って思うことがあるとして
そのときはこの日記を読み返そう。



♪みちこ
by milkshop-KT3 | 2007-01-24 00:03 | 日記