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京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

母の日

今日 5月11日は、「母の日」でした。

お花屋さんはきっと大忙しなのでしょうね。
母の日に お花をプレゼント。今となっては常識のようですが。
牛乳をプレゼントするのが常識になるような「○○の日」って出来ないかしら…

「父の日」
(乳の日)

なんちゃって。

………

失礼致しました。


オホン。





母の日にプレゼントするお花もいろいろですが
特にカーネーションが人気ですよね。
なぜカーネーションなのでしょう。
それは…
カーネーションは「なでしこ」の仲間だそうで。
大和撫子のイメージを母と重ねて
母の日にはこの花を贈るようになったのだとか。


さて 我が家の「母の日」はというと

午前中はゆっくりして
午後から
姉夫婦と子供達は、義兄の実家へ行き
残った 父 母 祖母 私は
伯父と伯母を誘って近所のお店へ食事に出かけました。
少し風の冷たい午後でしたが
91歳、車椅子の祖母は とても嬉しそうにしていました。


伯父の実家はお寺さんです。
この間、そのお寺でボヤ騒ぎがあって大変だったとか。

「火事見舞いってお酒が多いのよね」とか
「結婚式と同じ 紅白の水引を使うのよ、結び切りの。知らなかったわぁ」とか
不思議なところで感心したように話す伯母。


「今度のおじいさんの13回忌、この店でやったら ええなぁ」
「そやなぁ、お料理も美味しいし」

「裏の山にサルがいて、サクラの咲く前は蕾を食べにサクラの木に10匹くらい登ってたわ」
「ほんで11匹目は あんたやったんか?」

「昔、オレオレ詐欺の電話がうちにかかってきたことがあって…」


………

どうでもいい話。

そう、どうでもいい話。

建設的な とか
生産性のある とか
そういったこととは無縁の
それでいて、罪のない会話が延々と続く。
親戚が集まってる この感じ。
あー、なんというのか
自分が子供に戻ったような、年齢を忘れてしまうような。

でも、そんな話で盛り上がって
あっという間に時間が過ぎるのが
なんとなく 平和。


あくせく生きて
ちょっとしたことで怒ったり揉めたり
小さなことをいつまでも根に持ったり
そんなことを繰り返している毎日ですが
それでも 基本、「家族」です。
他愛もない どうでもいい話の中に
お互いへの気遣いがある。

それでいいと思う。




祖母は最後のデザートまでたいらげて 満足そう。


それで いいと 思う。






♪みちこ
by milkshop-KT3 | 2008-05-11 23:06 | 日記