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京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

浴衣の季節です

ここ数年
浴衣を着る女性が増えました。

浴衣だけでなく、ちょっとしたお出かけにも
着物を着て行く人が多くなったと思います。

いいことだな、と 思います。


4年前でしたか
きもの教室の「ゆかたコース」に通いました。
たしか週に1回、1ヶ月ほどのコースだったと記憶していますが
それまでまっっっ…たく着物に興味を持たなかった私ですら
意外に簡単に浴衣が着られて
ちょっと驚いたのを覚えています。
それほど浴衣って カンタンなのです。



思い起こせば、それまで私が着物を着たのは
人生で数える程度。

七五三、十三参り、姉の結婚式。

着物に対するイメージも
「面倒臭い」
「動きづらい」
「苦しい」
と、マイナスなものばかりでした。

私に比べ、妹は着物を着るのが大好きで
成人式でキレイに着せてもらった振袖に大喜び。
着物を脱ぐのがイヤで
その日は夜中まで友達と着物で過ごしたほどです。
私の「浴衣コース」への参加は、そんな妹の誘いからでした。


「なぁ、みっちゃん。行こうよ」
「えー、私、あんまり着物って好きちゃうし」
「浴衣くらいは自分で着られるようになってたいやん」
「うーん…」

実は、婚礼呉服を扱う会社で仕事をしていたことのある私。
反物を巻いたり、着物をたたんだりすることは出来ても
着ることは出来なかったな…
1度だけ、会社のイベントで 社員全員で浴衣を着て食事をしたことがあったけど
そのときも上司に着せてもらって
その上、帯は「付け帯」だったっけ。

“カッコワルイな…”

あの時、思ったことがよぎります。


「そうやな。うん、私も行くわ」



……………………………………


それから2年間
私はその教室で着付けを習いました。
覚えの悪い生徒ながら
なんとか自分で着物を着られるようになり
以前の私のように
「浴衣すら自分で着られない」
と言う姉に
着せてあげられるようにもなりました。

私を誘って一緒に「浴衣コース」に参加した妹は、というと

「自分で着物を着るのって、あんまり楽しくない。
私は、“着物を着せてもらう”ってことが好きやったんやと気付いたわ」

と言って
「浴衣コース」が終わると同時にやめてしまいました。


なんでも やってみるものだなぁと 思います。
やってみないと わからないものです。
「全然 興味ないわ」と思っていたことがなんだか楽しくなっていたり
反対に
「興味あるある!」と思っていたことも
意外にそうでなかったことが分かったり。


2年間の着付け教室を終えて
残念ながら、着物を着る機会はすっかり減ってしまいました。
帯の作り方もほとんど忘れてしまった…


でも、せっかく身につけたことです。
夏のお祭り 花火大会には浴衣を着て出かけましょう。
新年は 着物で初詣。

少しずつ思い出しながら着続けていこう。

大袈裟なことではないけれど

これも日本の文化を大切にすることにつながると思うから。






祇園祭は 目の前です。






♪みちこ
by milkshop-KT3 | 2008-07-13 22:37 | 日記