人それぞれ
2008年 09月 27日
セキネ君の結婚式からもうすぐ1週間たとうとしています。
あんなに楽しみにしていた久しぶりの仲間との再会も
一緒に食べて 飲んで 話して 笑って
瞬く間に過ぎ去ってしまいました。
終わってみれば夢のよう。
セキネくんは、新居で使う家具の選び方を
テラさんに聞いていました。
テラさんはタイ料理のお店の店長さんです。
「焦って『とりあえず』のものを買うことはない。たくさん見て、自分達が本当にいいと思うものを一つ一つ丁寧に選んでいくのがいいよ」
テラさん自身も
家具からお茶碗にいたるまで
奥さんと一緒に一つ一つ丁寧に選んできたのだとか。
「『とりあえず』のものを安く買って、そのうちいいものを、と思ってても結構長持ちしたりするじゃん。壊れてないのに捨てることもできないし…そうやって『とりあえず』の家具でずっと過ごすのってイヤじゃん。」
ふむふむ、みんな頷いています。
「でも、『いいもの』っていうのがよく分からないんだよね」
と、セキネ君。
「『いいもの』っていうより、本当に自分が好きだと思うものを選ぶことだね。
たくさん見ていけば どんなのが好きかそうでないか 分かるようになるよ。
うちなんて、なかなかいいソファが見つからないから
結婚して20年たつけど未だにソファがない」
テラさんにつられてみんなも思わず苦笑い。
………
本当に自分が好きだと思うものを選ぶ。
それって大切なことだなぁ。
そんなことを考えながら家に帰って、改めて自分の部屋を眺めてみました。
安く買ったパソコンラック
他の部屋で行き場を失っていたテーブル
友達が引越すときにもらった本棚
『とりあえず』のオンパレードです。
あちゃぁ~。
でも、待てよ。
私はこの家具たちに囲まれて日々過ごしているけれど
『とりあえず』として関わってはいないなぁ。
出会いは確かに『とりあえず』で
本当に自分が好きだと思って集めた物たちではないけれど
このテーブルの角にむこうずねをぶつけた事も
ヨチヨチ時代の姪っ子がこっそり棚にシールを貼った事も
引越していった友との思い出も
これらの家具たちは知っている。
価格やデザインでは代えられないものを持っている。
そう思うと家具たちが無性にいとおしくなりました。
家具をはじめ身の回りのものは
持ち主との日々を
着実に 一緒に 刻んでいく。
『とりあえず』からスタートしたものも
いつしか それのみが知る歴史を持つようになる。
使う人がどう関わっていくかによって
『とりあえず』ではなくなっていくんだね。
同じ歴史を刻むのなら
より良いものとのスタートを望む自分もいる。
そして
出逢った頃の『とりあえず』が
『大切な』『便利な』に名前を変えて
自分を囲んでくれている現実もある。
考えは 人それぞれ
身の回りのものと
どう関わっていくかも
人 それぞれ
♪みちこ
あんなに楽しみにしていた久しぶりの仲間との再会も
一緒に食べて 飲んで 話して 笑って
瞬く間に過ぎ去ってしまいました。
終わってみれば夢のよう。
セキネくんは、新居で使う家具の選び方を
テラさんに聞いていました。
テラさんはタイ料理のお店の店長さんです。
「焦って『とりあえず』のものを買うことはない。たくさん見て、自分達が本当にいいと思うものを一つ一つ丁寧に選んでいくのがいいよ」
テラさん自身も
家具からお茶碗にいたるまで
奥さんと一緒に一つ一つ丁寧に選んできたのだとか。
「『とりあえず』のものを安く買って、そのうちいいものを、と思ってても結構長持ちしたりするじゃん。壊れてないのに捨てることもできないし…そうやって『とりあえず』の家具でずっと過ごすのってイヤじゃん。」
ふむふむ、みんな頷いています。
「でも、『いいもの』っていうのがよく分からないんだよね」
と、セキネ君。
「『いいもの』っていうより、本当に自分が好きだと思うものを選ぶことだね。
たくさん見ていけば どんなのが好きかそうでないか 分かるようになるよ。
うちなんて、なかなかいいソファが見つからないから
結婚して20年たつけど未だにソファがない」
テラさんにつられてみんなも思わず苦笑い。
………
本当に自分が好きだと思うものを選ぶ。
それって大切なことだなぁ。
そんなことを考えながら家に帰って、改めて自分の部屋を眺めてみました。
安く買ったパソコンラック
他の部屋で行き場を失っていたテーブル
友達が引越すときにもらった本棚
『とりあえず』のオンパレードです。
あちゃぁ~。
でも、待てよ。
私はこの家具たちに囲まれて日々過ごしているけれど
『とりあえず』として関わってはいないなぁ。
出会いは確かに『とりあえず』で
本当に自分が好きだと思って集めた物たちではないけれど
このテーブルの角にむこうずねをぶつけた事も
ヨチヨチ時代の姪っ子がこっそり棚にシールを貼った事も
引越していった友との思い出も
これらの家具たちは知っている。
価格やデザインでは代えられないものを持っている。
そう思うと家具たちが無性にいとおしくなりました。
家具をはじめ身の回りのものは
持ち主との日々を
着実に 一緒に 刻んでいく。
『とりあえず』からスタートしたものも
いつしか それのみが知る歴史を持つようになる。
使う人がどう関わっていくかによって
『とりあえず』ではなくなっていくんだね。
同じ歴史を刻むのなら
より良いものとのスタートを望む自分もいる。
そして
出逢った頃の『とりあえず』が
『大切な』『便利な』に名前を変えて
自分を囲んでくれている現実もある。
考えは 人それぞれ
身の回りのものと
どう関わっていくかも
人 それぞれ
♪みちこ
by milkshop-KT3
| 2008-09-27 00:14
| 日記