京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

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熱い8月

8月もいよいよ終わりですね。
暑い夏もおしまい。
毎年こうやって季節はめぐります。

地域の地蔵盆も、先日終わりました。
関西だけ?京都だけ?このイベント。
地域の子供たちを見守ってくださるお地蔵様を囲んで
子供の成長を感謝し祝うこの行事。
夏休み終盤のお祭りみたいなものです。
子供たちは、お地蔵様の周りに組まれたテントなどの下で
おやつを食べたり遊んだりするのです。
今年からは、モモも参加。

「会場に、子供さんの描いた絵を飾りますので、モモちゃんにも描いてもらって」と
町内の方が大きな画用紙を配ってこられました。
早速、気合を入れて水彩絵の具を引っ張り出し
5、6本の筆にそれぞれ違う色をつけて
1本ずつモモに渡しながら画用紙に描かせてみました。
地蔵盆デビューにふさわしく、初、絵の具の絵!!
見てくれた人からは、「色がきれい!」と、お褒めのお言葉♪
この絵は、いい記念になるので とっておく事にします。
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さて
8月に入ってから
新しい取り組みがスタートしました。
不妊治療の再開です。
モモの断乳が終わる頃、旦那さんと話し合い始めました。
前回の採卵・移植の際に出来た受精胚が4個あって
そのうちの1個が育ってモモが生まれました。
残りの3個は、病院で 凍結され保管していただいています。

2人目…
産めるものなら産みたいな
だけど、ダメかもしれないし。
私の気持ちは少し揺れていました。
タマゴがあることで
産む、産まないを選択出来る分(もちろん可能性は限りなく低いけど)
命に対して
ずいぶんと思い上がった考えだと
神様にでもなったつもりかと、何様だと
そんな風に思わずにはいられない自分もいて。
でも
「モモの兄弟姉妹がまだ眠ってる。全部は無理やけど、可能性のある命は起こして連れて帰りたい」
それが旦那さんの気持ちでした。

私の年齢からいって、ほぼ不可能?
障害を持つ確率は?
経済的な不安だってあります。
だけど
選ぶのは赤ちゃん。
実行するなら少しでも早い方がいい。
不安ばかり言っててもしょうがない。
結果を全部、受け止めよう。
何かあったらその時々で最善の道を考えればいい!
私も、心を決めて
そして、病院に通い
私の体のリズムと調整をして
「子宮内膜の状態もいい、20日に移植しましょう」
てな運びとなり
移植。
タマゴは無事、私のお腹に戻りました。
また、注射とお薬の日々が始まりましたが、頑張らなくっちゃ。
着床したかどうかの判定日は、31日。

ドキドキ。

やっぱり、今年の夏も
熱いのだ。




♪みちこs
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by milkshop-KT3 | 2015-08-26 07:21 | 日記
断乳したその日は
旦那さんが夜勤だったため、夕方まで居てくれました。
でも、旦那さんが出勤してからしばらく機嫌よく遊んでいたモモは
そろそろ晩御飯、という時間に眠くなり始め、ウトウト。
「モモ、もうちょっとで晩御飯やし、頑張って起きてて」と、身体を揺すると
うにゃ、っと目を開け 次の瞬間
ギャー
大泣き。
泣きながら「パイパイしよー」と言い出したので
「アカンアカン、晩御飯しよな」と言って、さっさと晩御飯。
食べながら何度か眠りかけたけど、なんとか目を覚ましていてくれました。

お風呂は、私がTシャツを着たまま入れました。
「(オッパイに描かれた顔って)何度も見たくないものやから」と、オッパイマッサージの先生からのアドバイス。
絵が消えてからも、オッパイを見ると恋しがるので、と
その後2週間は、Tシャツでモモをお風呂に入れました。

夜、お気に入りの絵本を1冊、ベッドに持ち込んでゆっくり読み聞かせた後
やっぱり「パイパイしよー」と言って来たので
「パイパイはお顔になったやろ?もう無いねんで。ねんねしよなー」と言いながら
部屋の電気を消して一緒に横になり
覚えている限りの絵本を諳んじて聞かせたら
途中で眠ってしまいました。
夜中に2度ほど起きてぐずぐず言いましたが、これまたすぐに寝てくれて
断乳初日は、なんとか無事に幕を閉じました。

翌日、モモは朝から少し不機嫌。
お昼ご飯の前に寝てしまい、仕方なくマットの上に寝かせようとして抱きかかえた瞬間
「パイパイしよー」と一言。
眠りながらの言葉でした。
朝から1度も言ってこなかったのに…
お昼ご飯の後、「パイパイしよー」と言ってきましたが聞こえないフリをしたらそれ以上言ってきませんでした。

モモは、モモなりに理解しようとして頑張ってる、オッパイをガマンしてるんだ
そう思うと、胸がキュンとして涙が出そうになりました。


そんなこんなの数日後
いつもはオッパイを飲んでお昼寝、というパターンだったモモは
オッパイがなくなったためお昼寝のタイミングを逃しがちになっていました。
またも旦那さんが夜勤の日
晩ご飯の直前で眠くなったモモはずっとぐずぐず。
ご飯を食べ始めても目が覚めないので食事もなかなか進みません。
お皿をテーブルの上で右へ左へ滑らせたり、わざとスプーンを落としたり。
だんだん私もイライラしてきていました。
そしてモモが床に落とした野菜を私が拾っている間に 今度はお皿ごと床に落とされた瞬間
怒り爆発
立ち上がるや否やモモの頭をパチーン!
ビックリしたのと痛いのとで 今まで以上に大声で泣くモモ。
「もうご飯はおしまい!」
そう言って抱き上げてイスから下ろすと、泣き声は一層大きくなりました。

我に返った私。
頭、叩いちゃった。。。
「ごめんな、モモ。痛かったやろ。眠いとこ頑張って起きてたのになぁ」
落ち込みつつ抱っこしてリビングへ行き、抱きしめながら床に座って頭をさすりさすりしていると
涙にくれながら、例の「パイパイしよー、パイパイしよー」

あげたい。
こんなに欲しがっているのに。
だけど…出来ない。
ぎゅうっとモモを抱きしめたままゆっくり身体を揺らしながら
「お歌 歌おうね」
と言って、知ってる歌をたくさん歌いました。
歌いながら私まで涙。
声も途切れます。
それでも、ゆっくり ゆっくり歌っているうちに
モモも私も落ち着いてきました。
モモは、元から眠かったのでだんだんウトウトし始めました。

涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、眠ってしまったモモ。

叩いて、ごめんね。
オッパイ、あげられなくて、ごめんね。


モモがオッパイを欲しがるのは、今思えば この時が最後だったような気がします。

ときどき服の上から触ったりするけれど
もう あのかわいい
「パイパイしよー」
は、聞かれなくなりました。

やっと
断乳。

モモは これからどんどんおねえちゃんになっていきます。




♪みちこ
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by milkshop-KT3 | 2015-08-16 13:50 | 日記

初めてのさようなら

7月
と言っても、もう終わってしまったんだけど
ついに、あっつーい夏になりました。

そして
モモは
ついに、断乳しましたー!

マッサージの先生と相談して、21日にしようと決めて以来
オッパイの度に
「モモはもう大きくなってきたから、もうオッパイの力を借りなくても大丈夫になったんやで。
そろそろオッパイとお別れしようね」
と、言い聞かせていました。
モモは、オッパイを飲みながら目を見開いて
聞いているのかいないのか、それでもなんとなーく何かを感じていたようです。

断乳当日、朝ごはんの後、いつものようにオッパイ。
「モモ、これが最後のオッパイやで。次はもうないから、たっぷり飲んどきな」
と言う私自身も、胸が熱くなります。
旦那さんが、最後の授乳風景を撮影してくれました。
きっと、後々とても良い記録になると思います。
最後と感じているのか、モモはなかなかオッパイを離そうとしません。
お腹いっぱいのはずなのに、くわえたり離したり 離したりくわえたり 何度も繰り返します。
そのうち、指でつまんで遊び始めたので
「モモ、ご本、持っておいで。好きな本 一緒に読もう」と、少し促しました。
すると、本棚を振り返り、少しずつ身体の向きを変えました。
左手は、まだオッパイを掴んでいます。
あるところまでくると、ふいに手がオッパイから離れました。
ふっ…
モモと私をこれまで繋いできた 大きなものが、その瞬間 消えました。

お腹の中にいたときは、胎盤が
お腹から出てからは、オッパイが
常に、モモと私を繋いでいました。
これからは、自分でご飯をしっかり食べて大きくなっていくのです。
おめでとう
今までお母さんのオッパイを飲んでくれてありがとうね。
モモが膝から下りたとき、まだまだ小さい、それでいてちゃんと大きくなった後姿を見て
じわぁっと、涙が出ました。
オッパイがなくなって寂しいのは、私のほうだなー。

そして、お昼ご飯までの間に準備、準備。
パパがモモの相手をしてくれている間に、私は2階でオッパイに絵を描きました。
「可愛い絵を描いてあげてね」というマッサージの先生の言葉を思い出しながら
ニコニコした顔を、右と左に描きました。
よしっ、準備オッケー

いよいよお昼ご飯、という頃
モモを呼んで、膝に乗せました。
「あのね、モモに見せたいものがあるねん。見てくれる?」
モモは、オッパイがもらえるのかとニコニコして
「パイパイしよー」と言っています。
「ちゃうねん。パイパイな、もう なくなってん。パイパイな、お顔になってん」
言いながら、私はTシャツをめくり、見せました。

!!

モモの表情が一瞬にして曇りました。
「あれっ、なに?これ」
「モモのパイパイは?どこいったの?」
といった感じです。
胸に描かれた2つの顔を代わる代わる見比べながら、一言も言いません。
「モモ、オッパイなぁ、モモが大きくなっておねえちゃんになってきたから、お顔になってん。
もうないねん。
だから、ばいばいしようね」
そう言うと、モモの右手が おそるおそるオッパイに向かって伸びてきました。
どうするかな、と思っていると
モモの手が止まり、その手がぐっと握り締められ、そのまま指をこすり合わせるように動きました。
あっ、こらえてる。
そう感じた私は 出来るだけ丁寧に
「モモ、オッパイ 美味しかったね。オッパイも、モモのこと大好きやったよ。おめでとう。バイバイしようね」
と言って、ゆっくりTシャツを下ろしました。
同時にモモも、私の膝からゆっくり下りて行きました。

最後まで
泣くことも、声を発することもなく
静かな、静かな驚きをもって
モモは「その時」を受け入れました。

「さぁ、お昼ごはんにしよか!」

ホンマにこれで終わりなんかなぁ。
ホンマにわかってくれたかなぁ。
不安は残りましたが、やり直しは出来ません。
お昼ごはんをいっぱい食べてごちそうさまの後、モモはイスから下りて遊び始めました。
食後のオッパイが習慣だったので、また欲しがるといけません。
私は少し離れて座り、旦那さんがモモと遊んでくれました。
オモチャで遊んだり、本を読んでもらったり、散歩に行ったり。
普段どおりのモモ。でも、いつもの
「パイパイしよー」は、言いません。

おお、ちゃんと分かってくれたのね。
お別れ 出来たんだね。

感心する反面、寂しい気持ちの母。


この話は、まだもう少し続きます。




♪みちこ
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by milkshop-KT3 | 2015-08-01 07:52 | 日記