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京都の、とある小さな牛乳屋に生まれ、長い独身時代を経て結婚。幸せをかみしめながら、出逢った人みんなに感謝の心を届けられますように。


by milkshop-KT3

tomato

うちの2階の窓辺で
今年の夏 育てたプチトマト。


暑い時期は
それはそれはたくさんの実をつけてくれました。
子供達のお弁当に入れたり
お昼のサラダに入れたりして
ずいぶん楽しませてくれたトマト。

お花を育てたことはたくさんあるけれど
食べ物を育てたことは今までありませんでしたので
このプチトマトの存在は
私たち家族にとっては
かなり新鮮だったのであります。

薄い緑色したその小さな実が
太陽の光りをたくさん浴びて
次第しだいに色づき大きく育つ様子は
見ていてとても可愛らしく
「がんばれ」
と、声をかけたくなるほど。
表面もね
誰にも磨いたりされないのに
いつの間にか
ピカピカ ツルツルになるのですね。



朝晩の気温が下がりだしてからは
実の大きさもたいしたことなくなって
色も
少し黄色くなったか、と思うとそれ以上は赤くなってくれなかったりして。

そうして
ちょっとずつ秋が深まって
とうとうトマトは ならなくなりました。



イタリアの人に言わせると
日本のトマトは
あまり美味しくないのですって。
ほんとかなぁ。

まぁ、トマトと言えばイタリアってなもんで
本場の味にはかなわないのかも知れません。



でも
お水をあげたり雑草を抜いたりして
可愛がって育てたトマトの苗が一生懸命つけてくれた実を
美味しくないなんて私は思わない。
まして、他のトマトと比べるなんて出来ない。
「うちのトマトは特別」になるのです。
どんなものでも
ほんの少しだって
手をかければ情が湧くのです。
動物にも、植物にも。
部屋にも、かばんにも、アクセサリーにも。

きっと 人って そんな風に出来ている。
かかわりを持つと 大切にし始めるんだ。

人の心だって そう。
時々 ケンカするけどね…。







また来年


トマトを育てるかな。




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♪みちこ
by milkshop-KT3 | 2007-10-18 00:15 | 日記